BIAS - Basic Image AlgorithmS Library

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BIAS

は様々な3次元幾何学処理アルゴリズムインプリメントされた画像処理ライブラリー. 基礎行列の計算や三角測量など様々な画像の3次元処理がインプリメントされている点に他の画像処理libraryと比べた特色がある. cmakeでコンパイルするためlinux windowsのどちらでも動く. ただし特徴点抽出アルゴリズムだけが癖のあるインプリメントをされているためgccのバージョンが古いとコンパイルが通らないようだ。ubuntu7.10では全てコンパイルできたがcentos5ではコンパイルできなかった。

ubuntu7.10でのinstall

ubuntuの場合は以下でできる

  1. $ apt-get install g++ checkinstall cmake libglew-dev libglut-dev libmagick++9-dev libcv-dev lapack3-dev libf2c2-dev uuid-dev libxmu-dev libxxf86vm-dev libgsl0-dev
  2. BIASのサイト http://www.mip.informatik.uni-kiel.de/~wwwadmin/Software/ からBIAS-2.5.0.tar.gzをdownloadして解凍する
  3. $ cd BIAS-2.5.0
  4. $ ccmake .
    1. GUIの設定アプリ起動
    2. gslを使うに設定, wxWigetsを使わないに設定
    3. cキー2回押す gキー押す
    4. GUIの設定アプリ終了
  5. $ make
  6. # checkinstall ( or make install )

ひょっとしたら必要になるパッケージ

  • apt-get install libwxgtk-dev libwxbase-dev

CentOS5.1でのinstall

CentOS5.1では以下の試行錯誤を繰り返すとinstallできる

  1. BIASをダウンロードして解凍
  2. BIASのディレクトリに移動
  3. $export CMAKE_MODULE_PATH=CMakeModules
  4. $./configure
  5. $ cmake .
  6. hogeというパッケージがないと言われる
  7. hoge-develをinstall
  8. hoge-develがない場合は$ccmake . でGUI設定メニューを開始してhogeを使うパッケージ一覧から外す
  9. $./configure にもどる
  10. エラーメッセージがでなくなるまで上記を繰り返す
  11. Makefileがcmakeによって生成される
  12. $make
  13. $make install (or #checkinstall )
  • gtk2をenableにする場合 include path は advanceモード(t キーを押す)にして /usr/lib64/gtk-2.0/include/ に手動で指定する必要がある

64bit osで問題になる点

Matcher2D/Tracker.cpp
でpointerをintに直接渡している部分があるため以下のコンパイルエラーが起きる
error: cast from 'HOGE' to int loses precision
このエラーを起こす場所が2箇所ある。どちらもdebugのためのコードなので、そこをコメントアウトしてやるとコンパイルにとおる。